【RDRA2.0】システム外部環境レイヤーについて
結論
システム外部環境レイヤーで、システムとは関係の無い現実に存在するヒト(アクター)・モノ(要素)・コト(動作)・ビジネスルールをモデリングする。
流れ
①ビジネスコンテキスト図で、アクターとビジネス要素と動作(業務)をモデリングする。
エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計で記述される境界づけられたコンテキストを動作(業務)モデルとしてモデリングする。
1つのビジネス要素があり、その呼び方が動作(業務)= 境界づけられたコンテキストを超えて変わるとき、その動作(業務)をモデルとして表現する。
例えば、動作(業務)モデルとして 販売
があるとする。販売
に関連づくビジネス要素は商品である。しかし、発注という動作を行う際に同じ商品であっても呼び方は注文品と変わる。販売という境界づけられたコンテキストとは別に発注という境界づけられたコンテキストが存在する事が分かる。よって発注
というモデルを記述する。
②ビジネスユースケース図で、細分化された動作(ビジネスユースケース)をモデリングする。
上記①でモデリングした動作(業務)= 境界づけられたコンテキスト 内の具体的な業務 = 細分化された動作(ビジネスユースケース)をモデリングする。
細分化された動作(ビジネスユースケース)は、動作(業務)を1つの権利を付与する単位で細分化する。