【Nginx】Nginxを起動する手順
本記事より下記の記事の方が分かりやすいかも jtnsaku.hatenablog.com
以下、一応本記事
Nginxを起動する手順
AWSのEC2により、Amazon Linux2 OS上での操作を想定しています。
Nginxをビルドする為に必要なライブラリをインストールする。
① GCC
Cコンパイラ。
sudo yum -y install gcc
バージョン: gcc-7.3.1-9.amzn2.x86_64
② PCRE
正規表現の処理をする。
sudo yum -y install pcre-devel
バージョン: pcre-devel-8.32-17.amzn2.0.2.x86_64
③ zlib
データの圧縮、伸縮などの処理をする。
sudo yum -y install zlib-devel
バージョン: zlib-devel-1.2.7-18.amzn2.x86_64
④ OpenSSL
SSL/TLSプロトコルの処理をする。
sudo yum -y install openssl-devel
バージョン: openssl-devel-1.0.2k-19.amzn2.0.3.x86_64
Nginxをインストールする。
①Nginxの圧縮データをダウンロードする。
wget http://nginx.org/download/nginx-1.19.3.tar.gz
バージョン: nginx-1.19.3
②上記①でダウンロードしたnginxの圧縮データを解凍する。
tar xvf nginx-1.19.3.tar.gz
Nginxをビルドする。
①上記「Nginxをインストールする」の②で解凍したnginx-1.19.3ディレクトリ内にconfigure実行ファイルがあるので、チェンジする。
cd nginx-1.19.3
②Nginxを起動する際の設定を書き込む。
./configure [引数]
例: ./configure --prefix=/usr/local/nginx --sbin-path=/usr/sbin/nginx
引数に指定できるパラメータは、Nginxの公式ドキュメントに記載がある。
上記でインストールしたいくつかのライブラリは、この./configureで利用する。
特に指定しないと下記のようにデフォルトの設定が適用される。
Configuration summary + using system PCRE library + OpenSSL library is not used + using system zlib library nginx path prefix: "/usr/local/nginx" nginx binary file: "/usr/local/nginx/sbin/nginx" nginx modules path: "/usr/local/nginx/modules" nginx configuration prefix: "/usr/local/nginx/conf" nginx configuration file: "/usr/local/nginx/conf/nginx.conf" nginx pid file: "/usr/local/nginx/logs/nginx.pid" nginx error log file: "/usr/local/nginx/logs/error.log" nginx http access log file: "/usr/local/nginx/logs/access.log" nginx http client request body temporary files: "client_body_temp" nginx http proxy temporary files: "proxy_temp" nginx http fastcgi temporary files: "fastcgi_temp" nginx http uwsgi temporary files: "uwsgi_temp" nginx http scgi temporary files: "scgi_temp"
④下記のコマンドを実行する。
make
sudo make install
Nginxを起動する。
sudo nginx
nginx.confの位置
上記の「Nginxをビルドする。」の③で .configure --conf-path=[nginx.confへのパス]で指定した箇所にnginx.confを置く。
なお、デフォルトでは上記で表示の通り /usr/local/nginx/conf/nginx.conf に置く。
